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個人のケンカイ。シュカン。

#5📚『火星に住むつもりかい?』

正義、ていう関心のあるテーマでかかれてて面白かった。
自分が白と思ってることが他人にとっては黒だったり、グレーだったり。正解がない世の中でも自分が大事にしたい価値観や信念を真っ直ぐ貫く人間模様が生々しく描かれてた。

一般的には、治安と秩序を維持し市民を守るヒーロー的な警察が、この本では、まるでサイコパスのようにサディスティックに描かれていて1984を思い出してしまった。そんな警察に、立ち向かう一般市民が、この本では正義のヒーロー。ラストはスカッとしたけれど、個人的には伊坂さんが現実社会に警鐘を鳴らしているようにも感じ取れた