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個人のケンカイ。シュカン。

#2📚『なぜ政治はわかりにくいのか』

「政治について話したところで」

 

政治への無関心について、

政府と市民両者共々に原因があるのだが、

改善を促すシステムや制度どころか

問題提起する著書や文献も少ないというのが不思議

 

本書を読了するに当たり、

課題の所在は以下の通りだと考えられる。

 

♦︎政府

・政治、社会の構造や仕組みの分かりにくさを改善するシステムや制度が無い

・常に変動する社会や政治の捉えにくさを、生産者階級に伝える発信力が弱い

→故に市民との精神的な距離の増幅

・政治的社会化(1)において、特にそれに影響を及ぼすとされる教育システムの現状維持、とりわけメディアリテラシー教育の乏しさ

・大学政策は国内外からの指摘にもかかわらず運営費交付金削除を継続

 

♦︎市民

・自身や社会、政府に対する諦念

・生活第一であり、政治に対する優先順位の低さ

 

他にも様々な要因が考えられるが、

ここでは割愛させて頂く

 

微力かもしれないが、

関心と問題意識を持って
社会に働きかける事は重要であり、
意味を持つと考えている

個人の力が試され、

必要とされている現代では特に。

 

ここでいう働きかける(行動する)とは

・友人や家族と話し合う

セミナーやイベントに参加する

・ボランティアをする

・メディアにおける発信

などであり、

時間の使い方次第で行動できる

 

ある問題がそこにあるならば、

好奇心と問題意識を持ち、

手段や方法を考え、

社会をより良くしていこうと

一歩、前進し続ける人間でありたい

 

そして、1人でも多くの若者の主体性を育む

リテラシー教育の向上を図りたい

 

いつまでも受動的な姿勢で在り続けた結果、

直接・間接的にも関わっている社会が

知らぬ間に変わっていたなんて、

取り返しのつかない事態に陥らないために

 

政治、文化、宗教、格差、、

あらゆる事柄に深く関わる

センシティブな問題だからこそ、対話と議論が大切ではないか

 

“政治が人々を変えていくのではなく、

人々が政治を変えていく”

 

吉田茂,2001,『大磯随想』編集・引用)

 

 

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※注

(1)人間が幼少年期から成人への過程で,または成人してから以後も,ある集団や社会の政治文化に接して政治についての価値,態度,行動様式などを学習し,獲得していく過程。(ブリタニカ国際大百科事典)